一力二冠、メダル逃し涙 アジア大会・囲碁
2023年09月28日22時39分
囲碁は28日、男子個人が行われ、一力遼二冠(日本棋院)は準決勝で柯潔(中国)に敗れ、3位決定戦では申真※(※ゴンベンに婿のツクリ、韓国)に屈して4位だった。
一力が何度も涙を拭った。3位決定戦は相手に主導権を握られ、なかなか好機を見いだせない。巻き返せぬまま対局を終え、「まだまだ実力が足りない」。絞り出すようにして言った。
アジア大会で囲碁が採用されたのは2010年広州大会以来だった。日本の囲碁愛好家の期待を背負い、「メダルを目標にしていた」という一力。29日からは団体戦が始まるが、「しっかりと気持ちを切り替えて。ただ、悔しい気持ちを忘れずに」。挽回のチャンスは、まだある。 (時事)