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旧村上ファンド系がSBI新生銀株保有 9.75%、株式併合後も株主に

2023年09月28日20時14分

SBI新生銀行の看板

SBI新生銀行の看板

 旧村上ファンド系の投資会社エスグラントコーポレーション(東京)が、SBI新生銀行株を9.75%保有していることが28日、分かった。同行は10月2日に株式併合を行い、株主を親会社のSBIホールディングス(HD)と国のみとする方針だったが、併合後にエスグラントも株主として残る見通しとなった。

SBI新生銀、28日に上場廃止 公的資金返済、協議本格化へ

 エスグラントが28日、関東財務局に提出した大量保有報告書によると、21日に1855万株を取得し、保有株式数は2000万株となった。
 SBI新生銀は28日付で上場を廃止。2000万株を1株にする株式併合を行い、発行済株式総数を10株に減らす。エスグラントには1株が割り当てられる計算だ。
 株式併合後、1株未満の端株となる一般株主の保有株は、1株2800円だったSBIHDによるTOB(株式公開買い付け)価格と同じ水準で強制的に買い取られる。エスグラントは同行株の大半を市場外でTOB価格と同額で取得しており、今後さらに高値での買い取りをSBI新生銀側に求めてくる可能性もある。

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