「辺野古」承認、沖縄知事に指示 国交相、代執行視野に
2023年09月28日19時32分
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設工事を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は28日、軟弱地盤改良に伴う設計変更を承認するよう玉城デニー知事に指示した。同日、文書を送付したと国交省から県に連絡が入った。斉藤氏は27日を期限とする承認の「勧告」を出していたが、玉城氏が応じなかったことを踏まえ、より強い「指示」に切り替えた。
斉藤氏の指示を受け、玉城氏は対応を検討する。承認しなかった場合、国は福岡高裁那覇支部に承認を命じるよう求める代執行訴訟を提起する。代執行は、地方自治法に基づき知事に代わって国が承認を行う手続き。
玉城氏は27日、「まだ検討しているさなかで、明確な方針を出すことは厳しい」と、承認に応じない理由を説明した。