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下川、不可欠な存在に 3試合連続メンバー入り―ラグビーW杯

2023年09月28日09時02分

サモア戦に向け、練習する下川=27日、フランス・トゥールーズ

サモア戦に向け、練習する下川=27日、フランス・トゥールーズ

 【トゥールーズ(フランス)時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会の日本代表で、大会直前にメンバーに滑り込んだフランカー下川(東京SG)が今やチームに欠かせない存在となっている。1次リーグD組で、3試合続けて出場登録メンバーに名を連ねた。

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 W杯メンバーから落選した後、8月末にコンディション不良による離脱者が出たことで、チャンスが転がり込んできた。チリとの初戦で先発に抜てきされると、粘り強いタックルと持ち前の運動量を発揮。17日のイングランド戦も終盤に途中出場した。
 FW第3列だけでなくロックでも試合に出場できるよう準備し、「大変だが、それが自分の役割だと思っている」。28日のサモア戦はリザーブでメンバー入り。理由を問われたジョセフ・ヘッドコーチは「一人で三つのポジションをカバーできるし、ラインアウトもいい」とその万能ぶりを評価した。
 6月に始まったW杯メンバーを争う合宿には日本代表候補として参加。テストマッチなどの実戦の前には、対戦相手のラインアウトの動きを頭にたたき込み、主力選手のための練習台となった。「簡単にメンバーに入れるとは思っていなかった。地道に、やれることをやろうというマインドでやっていた」。大舞台への道を自ら切り開いた24歳は、サモア戦でも実直に自分のプレーを貫くはずだ。

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