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20歳谷川、生き生き 「ポスト大橋」先輩の意地―アジア大会・競泳

2023年09月27日22時54分

競泳女子400メートル個人メドレー決勝、力泳する谷川亜華葉=27日、中国・杭州

競泳女子400メートル個人メドレー決勝、力泳する谷川亜華葉=27日、中国・杭州

  • 競泳女子400メートル個人メドレー決勝で2位に入り、笑顔の谷川亜華葉=27日、中国・杭州

 プールに降り注ぐ中国選手への大声援に気後れせず、女子400メートル個人メドレーの谷川は躍動した。「想像がつかない接戦になるのかな」と考えを巡らせた通りのデッドヒートを演じた末、銀メダルを獲得した。
 今春の日本選手権で個人メドレー2冠を果たした16歳の成田と共に迎えた決勝。今大会個人メドレー2冠が懸かっていた余依※(※女ヘンに亭)(中国)も含めた三つどもえとなったレースで果敢に泳ぐ。「どこまで出るのか楽しみ」という自分自身への期待を口にできるほど、自信を持って臨んだ。頂点にはわずかに及ばなかったが、成田には3秒以上の差をつけた。自己ベストも更新。「優勝を狙うというメンタルづくりができるまで回復したのは一つの成長点」と誇った。
 2年前の東京五輪でこの種目に初出場した20歳。個人メドレー五輪2冠を遂げた大橋悠依(イトマン東進)に続く有望株の一人。成田の台頭の陰に隠れがちだったが、この日は先輩としての意地を示した。「惑わされずに、最後の最後まで何があるか分からない、というチャレンジャーの気持ちを忘れずに泳ぎ切れた」と自分を褒めた。 (時事)

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