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李承信、準備万端 初のベンチで出番待つ―ラグビーW杯

2023年09月27日21時11分

サモア戦で初めてベンチ入りする李承信=8月26日、イタリア・トレビーゾ

サモア戦で初めてベンチ入りする李承信=8月26日、イタリア・トレビーゾ

 【トゥールーズ(フランス)時事】ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で1次リーグD組の日本は28日(日本時間29日未明)にサモアとの第3戦に臨む。負ければ決勝トーナメント進出が厳しくなる重要な一戦で、22歳のSO李承信(神戸)が初めて登録メンバー入り。27日の記者会見で「ワクワクしている」と声を弾ませた。

日本、生き残り懸けサモア戦 大型FWへの対応カギ

 大会前の強化試合は4試合で先発出場。ライバルの松田(埼玉)と競り合っていたが、直前のイタリア戦でゴールキックを立て続けに外すなど、スランプに陥った。「勝たないといけないというプレッシャーを(自分に)かけ、ジェイミー(ジョセフ・ヘッドコーチ)もそれを感じ取っていた」。W杯でベンチにも入れず「味わったことのない悔しさ」を経験した。
 メンタル面を担当するコーチからは「目標を決めてやるべきことを積み重ねれば、試合当日に自信を持てる」との助言を受けてきた。晴れやかな表情には充実ぶりがうかがえ、試合に出られなかったつらさも発奮材料に変えられそうだ。
 試合前日にメンバー外の選手に課されるのが走り込み。同じようにベンチ外だった9歳上のプロップ垣永(東京SG)からは「切磋琢磨(せっさたくま)してきたから、それ以上に試合で走ってくれ」と励まされた。途中出場すれば、司令塔として試合を締める重要な役割が待つ。「活躍する姿を支えてくれた人たちに見せたい」。感謝の思いをプレーに込めて戦うつもりだ。

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