日本男子は白星発進　元プロ野球選手の木村もプレー―アジア大会・クリケット

　クリケットは２７日、男子１次リーグが始まり、Ｂ組の日本はカンボジアを１２６―１２５で下して白星発進した。
　日本はプロ野球の広島や西武で活躍した木村昇吾（ライジング・ウィロー）もプレー。４３歳はよく通る声で味方を鼓舞し、「やれることをやるだけ。チームが勝ったことが全て」と喜んだ。
　相手のカンボジアはもともとクリケットが盛んではなかったが、最近は外国出身選手が増えて急成長。不気味なチームだけに、事前に映像で研究を重ねて勝った。
　今大会には世界トップクラスのインドやパキスタンも出場。ハイレベルな試合が予想され、五輪採用の可能性もあるこの競技の魅力を伝えるには格好の場となる。国内で普及に力を入れてきた木村は、「こういう機会はなかなかない。これからのクリケットのためにも、しっかりやらないといけない」と力を込めた。（時事）