米脚本家スト、5カ月で終止符 俳優組合の対応焦点
2023年09月27日16時20分
【ロサンゼルス時事】全米脚本家組合(WGA)は27日、製作会社側に待遇改善を求めて実施してきたストライキを解除した。インターネットでの動画配信拡大に応じた報酬体系の見直しや、人工知能(AI)の利用制限が争点だったストは、5カ月弱で終結した。今後は、ストを続ける俳優組合の対応に焦点が移る。
WGAの交渉委員会は24日の製作会社側との暫定合意に際し、「組合員の利益と保護を伴う特別な合意だ」とする声明を発表。26日には理事会が全会一致で、新たな労働協約を組合員に推奨することを決定した。10月にWGAとして合意の批准手続きを行う。