トップに日本人、来秋設立 戦闘機開発の日英伊機関
2023年09月27日16時11分
日本、英国、イタリアの3カ国が次期戦闘機の共同開発計画を束ねる国際機関について、2024年秋に設立し、トップに日本人を据える方向で調整していることが27日、分かった。日本政府はトップに防衛省OBなどを充てる案を検討している。本部は英国に置く。
共同開発の円滑化に向け、日本の三菱重工業、英航空防衛大手BAEシステムズ、伊防衛装備大手レオナルドなどが共同企業体(JV)を組む。国際機関は3カ国の需要などをまとめ、JVに設計や製造の業務を発注する。
開発計画によると、27年度までに設計を完了。25年度から試作機の製造を始め、29年度以降に地上試験や飛行試験に移る。日本は航空自衛隊のF2戦闘機が退役する35年度の運用開始を目指す。