野党6党、早急な国会召集要求 物価・マイナなど4本柱
2023年09月27日17時01分
立憲民主党の安住淳国対委員長は27日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、臨時国会の早急な召集を求める野党6党1会派の要請文を手渡した。高木氏は「岸田文雄首相に伝える」と応じた。
政府は10月中旬の召集を軸に調整しているものの最終決定に至っておらず、野党は「首相の判断が遅過ぎる」と反発を強めている。松野博一官房長官は記者会見で、野党の要求に関し「審議いただく事項も勘案し、与党ともよく相談しながら検討したい」と述べるにとどめた。
要請文は27日の野党国対委員長会談でまとめた。立民に加え、日本維新の会、国民民主党、共産党、れいわ新選組、社民党、衆院会派「有志の会」が名を連ねた。
安住氏は臨時国会の論点について、物価高騰、マイナンバーカード、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)、新閣僚らの「政治とカネ」の問題の「4本柱」が中心になると記者団に説明。「内閣改造が終わって2週間だ。そろそろ国会を開いたらどうか。逃げていては首相にとってもよくない」と強調した。