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水産物輸入制限「日本と協議」 中国と歩調合わせる―ロシア

2023年09月27日15時42分

中国の水産物禁輸の影響を受けるホタテ=20日、東京都江東区の豊洲市場

中国の水産物禁輸の影響を受けるホタテ=20日、東京都江東区の豊洲市場

 ロシア検疫当局は26日、声明を出し、東京電力福島第1原発の処理水放出を踏まえ、日本産水産物の輸入制限の可否について日本側と協議する方針を示した。ロシアは処理水放出を巡り抑制的態度を取ってきたが、日本産水産物の禁輸に踏み切った友好国・中国と足並みを合わせる意図があるもようだ。

【ひと目でわかる】水産物輸出の状況

 ロシア検疫当局は中国側と定例の作業部会を開催し、日本産水産物の輸入制限を議論した。中国側から働き掛けがあった可能性もある。
 声明は「水産物の放射能汚染のリスクがあり得ることを考慮し、中国による日本産水産物の制限に加わる可能性を検討している」と表明。「最終的結論は日本と協議の上で出す」と述べた。また、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの検査方法について、日本側に10月16日までに情報提供するよう求めた。

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