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「手術を望まない人もいる」 性別変更、個人差訴え―トランスジェンダー女性

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特定非営利活動法人「MixRainbow」のイベント「みんなの居場所」で語る、いよたみのりさん=10日、兵庫県尼崎市

特定非営利活動法人「MixRainbow」のイベント「みんなの居場所」で語る、いよたみのりさん=10日、兵庫県尼崎市

 手術を望む人もいれば、望まない人、持病などで受けられない人もいる―。性別適合手術について、トランスジェンダー女性、いよたみのりさん(55)=兵庫県=は「当事者に個人差やグラデーションがあることを知ってほしい」と訴える。

性別変更、手術要件で弁論 申立人側「人権侵害」訴え―年内にも憲法判断へ・最高裁

 いよたさんは、幼いころから男性であることに違和感があり、30代後半でホルモン療法を開始。総額約200万円をかけて精巣摘出などの手術を受け、昨年11月、家裁に戸籍変更を申し立てた。「体も戸籍も、全てが女性として扱われたかった」と話す。

 一方、自身が理事長を務める特定非営利活動法人「MixRainbow」には、外見と戸籍の不一致で就職ができずに手術代を工面できない若者や、手術を望まず戸籍を変えられない人などからさまざまな悩みが寄せられている。「特に若い世代で手術を受けている人は少ない」という。

 いよたさんは、性同一性障害特例法が生殖腺除去などの手術を性別変更の要件としていることに、「国が『内臓を取りなさい』と個人に求め、子どもを持つ権利を奪っている」と批判。「手術するかを選択できるようにすべきだ」と指摘する。

 年内にも示される最高裁の憲法判断については、「みんなが自分らしく生きるためにどう判断すべきかを考えてほしい」と願う。その上で、「トランスジェンダーは誤解による非難に苦しんでいる。たとえ特例法が変わるにしても、全員が納得し、理解が進むよう話し合う時間が必要だ」と語った。

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