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被災地、復興へ一歩一歩 宮城県岩沼市とも交流―スラウェシ地震から5年

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26日、インドネシアのスラウェシ島のパル市で、5年前の津波で傾いたままになっている海辺のモスク

26日、インドネシアのスラウェシ島のパル市で、5年前の津波で傾いたままになっている海辺のモスク

  • 26日、インドネシアのスラウェシ島のパル市で、5年前の津波で崩壊した橋の橋脚部分(左端と右側の四角い箇所)
  • 26日、インドネシアのスラウェシ島のパル市で、震災後に造られた住宅地の前で取材に応じる自治会長のイラワンさん(中央)
  • 26日、インドネシアのスラウェシ島のパル市で、橋の再建などに携わる八千代エンジニヤリングの福島淳一さん。右後方、中央に見える四角い箇所が橋脚部分

 【パル(インドネシア)時事】インドネシアで約5000人の死者・行方不明者を出したスラウェシ島の地震から28日で5年を迎えた。被害が大きかった同島北部の中スラウェシ州の州都パル市では復興に向けた動きが続く一方、いまだに被災時の姿をさらす建物も多く見られる。

〔写真特集〕インドネシア・スラウェシ島で大地震

 大きな揺れからわずか数分後、細長い入り江をさかのぼってきた津波に襲われたパル。被災後に海岸から少し離れた場所に造られた1500戸の住宅地では現在、避難しやすいようにと室内の家具の置き方まで自治体が指導する。

 自治会長のイラワンさん(46)は今年3月にパルと交流がある宮城県岩沼市を訪問。東日本大震災で被災した同市の経験を学んだ。「新しいコミュニティーでは、周りの人に配慮することが大切だと改めて感じた」と語る。自治体職員のアルディンさん(37)も「14の町や村から人が移り住んで来たので、みんなが仲良くできるようになってから指導するよう心掛けた」と振り返った。

 この地区の移転者支援に関わってきた国際協力機構(JICA)は、交通の基幹となる入り江の橋や道路の再建なども指導する。橋につながるかさ上げ道路については、景観を保つために高さを5メートルほどに抑えながらも、津波の力を軽減させる目的で堤防のように配置する。

 「現在は橋脚の基礎を安定させる作業を進めている」と話す八千代エンジニヤリング(東京都台東区)の福島淳一さん(56)は、地震発生直後からパルなどの復興に携わってきた。「従来の場所より50~70メートル内陸に移動させたので、用地買収に時間がかかったが、来年9月には(橋を)完成させる予定だ」と見通しを語った。

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