イスラエル閣僚がサウジ初訪問 サウジ使節団はパレスチナへ
2023年09月27日05時48分
【カイロ時事】イスラエルのカッツ観光相は26日、国連世界観光機関(UNWTO)の会合出席のためサウジアラビアの首都リヤドを訪問した。イスラエル観光省によれば、同国閣僚の公式なサウジ訪問は初めて。長年対立してきた両国は、米国の仲介で国交正常化に向け接近している。
イスラエルとサウジ、正常化へ接近 パレスチナ「置き去り」懸念も―外交成果狙い米政権が仲介
サウジ訪問は2日間の日程で、各国と閣僚級の会談も行う予定。カッツ氏は声明で「観光とイスラエルの国際関係を促進するパートナーシップ構築に努める」と強調した。
一方、サウジの駐パレスチナ代表に先月任命されたナエフ・スデイリ氏は26日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪問し、自治政府のアッバス議長に信任状を奉呈した。AFP通信は「サウジがこの30年間で初めて西岸へ使節団を派遣した」と伝えた。