日本勢、パリへ再び挑む 次はアジア大会で―ブレイキン
2023年09月26日18時47分
【ルーベン(ベルギー)時事】ベルギーのルーベンで24日まで行われたブレイキン(ブレイクダンス)の世界選手権で日本勢は男女とも優勝を逃し、来年のパリ五輪出場権獲得は持ち越しとなった。女子で銀メダルの福島あゆみ(ダンサー名AYUMI)、男子で銅の半井重幸(SHIGEKIX)らは杭州アジア大会で五輪切符を目指す。
アジア大会のブレイキンは10月6、7日に行われ、男女とも優勝者が五輪出場権を手にする。日本は世界選手権と同じ代表で臨み、中国、韓国勢との争いになりそうだ。
女子は福島、湯浅亜実(AMI)、中国の劉清※(※サンズイにケモノヘンに奇)(671)が3強。先の世界選手権で、湯浅は16強によるリーグ戦で劉とは引き分けたが敗退。劉は準々決勝で姿を消した。福島は2人と対戦がなかった。福島はアジア大会へ向け、「いつも当たっているメンバー。みんな全力で来るし私も全力でいく」と意気込む。
昨年10月の世界選手権以降の対戦成績では、湯浅が劉を3勝1分け1敗とリード。福島は劉に3戦全敗と分が悪い。日本勢の2人は2勝2敗と互角の戦いになっている。
男子は半井が優勝候補筆頭。世界選手権3位決定戦で中国選手を退け、「いい経験になった」と振り返った。ただ、7月のアジア選手権では韓国選手に準々決勝で屈し、韓国、中国勢の4人が上位を占めた。油断できない戦いになりそうだ。
菱川一心(ISSIN)は世界選手権2回戦で台湾選手に敗れ、「鬱憤(うっぷん)を晴らしたい」と闘志を燃やす。