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新谷、日本記録に再挑戦へ 来春レースが候補か―女子マラソン

2023年09月26日18時06分

ベルリン・マラソン、ゴールした新谷仁美=24日、ベルリン(EPA時事)

ベルリン・マラソン、ゴールした新谷仁美=24日、ベルリン(EPA時事)

 【ベルリン時事】24日のベルリン・マラソン女子で、新谷仁美(積水化学)は2時間23分8秒の11位にとどまり、野口みずきが05年大会で出した2時間19分12秒の日本記録更新はならなかった。新谷は日本記録への再挑戦を明言。来春ごろのレースがターゲットになりそうだ。

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 レース直後、落胆する一方で、早くも視線を次に向けた。「やっぱりまだ諦めたくない。もう一回、マラソンの日本記録にチャレンジしたい」。このままでは終われない―。そんなプライドを言葉に込めた。
 今月は強度の高い重要な練習を十分にこなせず、コンディションを合わせられなかった。1月のヒューストンで日本記録まで12秒と肉薄。今回はウオーミングアップの段階で「感覚が全く違った。結果が何となく見えていた」。前半からリズムに乗れず、中間点を過ぎてペースが落ちた。
 今夏は国内で高地合宿を敢行。横田真人コーチによると、8月は徐々にスピードを高めていき、調子は上向いていた。仕上げの段階で計画通りにできなかったのは、高地での負荷が想定以上に大きくて疲労が抜け切らなかった可能性がある。
 今後は11月26日の全日本実業団対抗女子駅伝を経て、次のマラソンに向けて本格始動する見込み。レースはこれから検討することになるが、横田コーチは「一度リセットしてスピードを磨いてとなると、(来年)3~4月あたりになる可能性がある」。3月の東京、4月のロッテルダムなどが候補になりそうだ。今度こそ壁を越えたい。

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