ローリン・ヒル、BTSジョングクら出演 NYで開発援助フェス

2023年09月25日15時47分

【パリAFP=時事】米ニューヨークで23日、国際開発援助を呼び掛ける「グローバル・シチズン・フェスティバル」が開催され、ローリン・ヒルやレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、「BTS(防弾少年団)」のジョングクらが出演した。激しい雨が降る中、会場となったセントラルパークには数万人の観客が集まった。(写真は、米ニューヨークで開催された「グローバル・シチズン・フェスティバル」でパフォーマンスを披露するハイチ出身のラッパー、ワイクリフ・ジョン〈左〉、ローリン・ヒル〈中央〉、プラズ)
 代表作「ミスエデュケーション」の発表25周年を迎えたローリン・ヒルは、ヒット曲「ドゥー・ワップ」を披露。また「キリング・ミー・ソフトリー」や「レディ・オア・ノット」などの楽曲では、フージーズのメンバー3人でステージに立った。
 メンバーのワイクリフ・ジョンが「アフリカの天然資源を管理するのはアフリカであるべき。ハイチの天然資源を管理するのはハイチであるべき。世界の飢餓を終わらせなければならない」と客席に向けて呼び掛けると、観客はライトを点灯させた携帯電話を振って応えた。音楽を通じて貧困や気候変動など世界的課題への協力を呼び掛けるイベントの趣旨と合致するメッセージだ。
 レッド・ホット・チリ・ペッパーズは、「キャント・ストップ」、「スカー・ティッシュ」、「ダニー・カリフォルニア」、「スノー」、「カリフォルニケイション」などの代表曲を演奏した。
 また「スティル・ウィズ・ユー」を披露して会場を沸かせたジョングクは、「あらゆる国のすべての人が、食べ物や教育などの基本的な権利を受けられるよう、みんなで影響を与えなくてはならない」と呼び掛けた。
 グローバル・シチズン・フェスティバルでは、各国政府に開発援助を促す手紙を出すといった行動を起こすことで無料チケットを入手できる仕組みとなっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕

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