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警察署襲撃、起訴内容を否認 指示役の暴力団員―那覇地裁

2023年09月25日18時28分

 沖縄県警沖縄署で昨年1月、多数の若者が庁舎に投石するなどした事件で、暴力行為等処罰法違反などの罪に問われた指定暴力団旭琉会系組員岩下侑夢被告(22)の公判が25日、那覇地裁であった。岩下被告は指示役とされるが、事件について「襲撃はやっていない」と否認。弁護人は「現場近くにはいたが、共謀や損壊には関わっていない」として、起訴内容を争う姿勢を示した。

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 事件は、パトロール中の巡査がバイクに乗っていた少年と接触し、失明させたことが発端となって、「高校生が警棒で殴られた」との情報がSNSで拡散。若者ら約400人が沖縄署に集まり、卵や石を投げ付けるなどの騒動になった。巡査は6月、業務上傷害罪で在宅起訴されている。
 検察側は冒頭陳述で、少年が負傷した現場付近で、被告が警察官ともみ合いになっていたと指摘。被告が警察官の対応に腹を立てて「襲撃事件を起こすことや、そのための人集めを指示した」と強調した。
 起訴状によると、被告は少年らと共謀して昨年1月27日午後11時~28日午前4時すぎ、沖縄署庁舎や警察車両などに空き瓶や石を投げ付けて壊したとされる。

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