香港の野村幹部、出国禁止　中国当局の捜査に関連―英紙

　【香港時事】英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ、電子版）は２５日、関係者の話として、野村ホールディングスの香港法人幹部が中国本土からの出国を中国当局から禁じられたと報じた。中国の投資銀行、華興資本控股の捜査に関連した措置で、拘束はされていないという。

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　同紙によると、出国を禁じられたのは野村の香港法人で投資銀行部門の幹部を務めるチャールズ・ワン氏。中国の大手国有銀行を経て、２０１８年に野村に入った。１３日には中国西部の青海省を旅行中とＳＮＳに投稿していた。
　中国メディアによれば、華興資本の包凡会長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）が今年２月に汚職捜査への協力を求められ、当局に連行された。ＦＴは複数の関係者の話として、ワン氏に対する今回の出国禁止措置は、中国国有銀行に勤務していたことと関連していると伝えた。