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フランス、アイルランド順調 フィジーが台風の目に―ラグビーW杯

2023年09月25日15時33分

ナミビア戦でトライを決め、喜ぶフランスのオリボン(左)=21日、フランス・マルセイユ(AFP時事)

ナミビア戦でトライを決め、喜ぶフランスのオリボン(左)=21日、フランス・マルセイユ(AFP時事)

  • オーストラリアに勝ち、喜ぶフィジーのナヤザレブ(中央)ら=17日、フランス・サンテティエンヌ(AFP時事)

 【トゥールーズ(フランス)時事】ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は24日、1次リーグ40試合のうち24試合を消化し、前半戦は優勝候補のフランスとアイルランドが評判通りの実力を示した。大きな番狂わせはないが、フィジーが優勝2度のオーストラリアを撃破して台風の目となっている。

【試合日程・出場国・開催地】ラグビーワールドカップ2023 フランス大会

 A組のフランスは開幕戦で過去3度の優勝を誇るニュージーランドに快勝。後半、着実に点差を広げる展開に開催国の勢いを感じさせた。「今後のためにもこの試合が重要だった」とガルティエ監督。主将のSHデュポンが顔を骨折するアクシデントはあったものの、順調に3連勝とした。
 B組では、連覇を狙う南アフリカと世界ランキング1位のアイルランドが23日に2連勝同士の対決。強力なフィジカルをぶつけ合うハイレベルな接戦の末、アイルランドに軍配が上がった。
 C組はフィジーの健闘が光る。ウェールズとは熱戦の末に敗れたが、豪州から69年ぶりに白星を挙げた。主将のCTBナヤザレブは試合後、「われわれは歴史をつくった。仲間とチームを誇りに思う」と喜びをかみしめた。豪州はウェールズにも敗れ、10度目のW杯で初の1次リーグ敗退が濃厚となっている。
 D組のイングランドは大会前の低評価を覆しつつある。アルゼンチンとの初戦は退場者が出て14人でほとんどの時間を戦い、ノートライながらSOフォードがPG、DGで得点を重ねての勝利。これで勢いに乗り、日本とチリにも危なげなく勝った。
 これまでイエローカードもレッドカードも出なかった試合は6試合だけ。危険なタックルなどの反則は厳しく取られる傾向にある。プレーの規律を守り、退場者を出さないことが1次リーグ突破へのカギを握る。

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