ウェールズ、盤石の守り 豪州に34点差で完勝―ラグビーW杯
2023年09月25日11時23分
最後まで守りは盤石だった。接戦が予想されたオーストラリアとの一戦は、ウェールズがノートライに封じる完勝。文句なしの内容で8強入りを果たした。
開始3分での先制トライの後、SOビガーが負傷交代しても動じなかった。代わりに入ったアンスコムが着実にPGを決めてリードを広げ、前半は10点リード。それでもなお、ガットランド監督はハーフタイムに「ラインスピードは素晴らしくはなかった」と改善を求めた。
後半最初のキックオフで圧力をかける。敵陣でのスクラムで反則を誘うと、早々にPGで追加点。防御もよく機能し、最後までゴールラインを割らせなかった。スコアは40―6。FBのL・ウィリアムズは「W杯で豪州に34点差で勝つなんて夢のようだ」。豪州との試合では、1975年12月の25点差を上回る最大得点差となった。
ガットランド監督は前回大会で4位に導いた後に退任したが、チームの不振を受けて昨年に復帰。見事に立て直し、4大会連続の1次リーグ突破を決めた。次戦の相手は昨年11月に敗れたジョージア。監督は「焦点はジョージアに合わせる」。1次リーグ4連勝と雪辱を狙う。(リヨン時事)