通勤用EV「ガソリン高で恩恵」 鳥取市〔地域〕
2023年09月25日11時10分
通勤用の電気自動車(EV)を企業にリースする住友商事の新しいグループ会社「Hakobune」。同社の事業で初めてとなるEVを、鳥取市内の金型メーカー「ササヤマ」に納車してから、まもなく2カ月になる。
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第1号ユーザーとなったのは同社の田村和也課長(36)。実際に使ってみて「ガソリンが高くなってきたので恩恵は受けている」とし、「(夫婦でマイカーを)2台持つよりもコスト面でいい」と好評だ。
EVは同社の希望する従業員に貸与。日中に職場で充電するため、自宅に充電設備は不要だ。年明けには工場の屋根で太陽光発電を始め、EVの充電にも使う。私用で乗ることもできる。
ササヤマの笹山勝社長は「(社員の)採用にもインパクトが持てれば」。同社には近く2台目のEVも納車されるという。