ミドル２人が躍動　切符お預けも手応え―バレーボール女子五輪予選

　第１セットを先取されて迎えた第２セット。ミドルブロッカーの山田と渡辺が躍動した。山田のサーブで相手を崩し序盤に日本が７連続得点。渡辺も前衛に入れば１７６センチの体を目いっぱい伸ばし、相手の高いスパイクを何度もブロック。真鍋監督は「高さはないが彼女のブロックは形が一番いい」と高く評価。速攻も十分に通用した。

日本、五輪切符獲得ならず　ブラジルに敗れる―バレーボール女子五輪予選

　ミドル陣の攻撃参加が序盤の課題だったが、試合を重ねるにつれて山田と渡辺の得点数も増えた。第２セットの最後を締めたのも山田のサービスエース。「状況にとらわれずに自分のサーブを打つことができた」と予選を通して、手応えを感じていた。
　奮闘は及ばず、今大会で五輪切符を手にすることはできなかったが、得たものは大きい。