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激闘制したアイルランド 念願のW杯制覇へ自信―ラグビーW杯

2023年09月24日10時59分

南アフリカを破り、喜ぶアイルランドの選手たち=23日、フランス・サンドニ(AFP時事)

南アフリカを破り、喜ぶアイルランドの選手たち=23日、フランス・サンドニ(AFP時事)

  • 南アフリカのデクラーク(中央下)にタックルするアイルランドのドリス=23日、フランス・サンドニ(AFP時事)

 約8万人収容の観客席は、双方のチームカラーの緑で埋め尽くされた。世界ランキング1位のアイルランドと、連覇を目指す南アフリカによる優勝候補同士の対決。迫力満点の肉弾戦が繰り広げられ、スタンドの興奮は終始冷めることはなかった。
 序盤から両チームが一歩も引かず体をぶつけ合う。スクラムも互角。後半11分に南アフリカがスクラムを起点に逆転トライを奪えば、その数分後にアイルランドは敵陣でのスクラムを制して反則を誘う。後半19分、これで得たPGを主将のSOセクストンが決め、10―8と再逆転した。
 流れをつかんだアイルランドはさらにPGで加点。5点リードの終了間際にゴール前で相手のモールを食い止めると、選手たちはぐっと拳を握った。
 激しいタックルを浴び続けたセクストンは「これまでの2試合とは違った。コリジョン(衝突)がかなり多かった。とてもタフな試合だった」。38歳のベテランは、勝利のために体力を限界まで振り絞った。
 アイルランドは過去9度のW杯では8強が最高。ファレル監督は「勝てたことは素晴らしい。W杯のビッグゲームの強度を感じることができた。勝利とともにこのレッスンを受けられたことはきわめて貴重だ」。前回王者を倒した自信を胸に、念願のW杯制覇へ突き進む。 (サンドニ時事)

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