水俣病特別措置法の用語解説・ニュース

2023年09月23日14時22分

 水俣病特別措置法 水俣病の最終解決を目指し、国の基準で患者認定されない人を救済するため、2009年7月に議員立法で成立した。水俣湾(熊本、鹿児島両県)や阿賀野川(新潟県)でメチル水銀に汚染された魚を大量に食べ、手足の感覚障害など一定の症状がある人を対象に、一時金210万円や療養費などを支給する。
 申請は12年7月に締め切られ、約3万2000人が一時金の対象者となった。しかし、対象地域外で症状のある人や、偏見や差別を恐れて締め切りまでに名乗り出なかった人が、現在も各地で認定を求め続けている。



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