杭州アジア大会、23日夜開幕 開会式では調和をアピール
2023年09月23日10時03分
【杭州時事】第19回アジア競技大会は23日夜、中国の杭州で開会式が行われる。45の国と地域から約1万2000人が参加する今大会。集う選手らは「アジア版オリンピック」の開幕を今か今かと待っている。
開会式の舞台は、ハスの花を模した杭州オリンピックセンタースタジアム。式典では杭州や浙江省の歴史や文化を盛り込みつつ、アジアや世界の調和をアピールしていく。中国の習近平国家主席やシリアのアサド大統領が出席予定とあって、会場周辺は厳戒態勢が敷かれ、緊迫したムードが漂う。
一部競技は既に始まっており、サッカーでは多くの観衆を集めた試合もあった。中国では厳格な「ゼロコロナ」政策が撤廃され、原則として無観客だった2021年の東京五輪や、招待客に限られた22年北京冬季五輪とはまったく違う光景が広がりそうだ。
大会は10月8日まで開催される。過去全ての大会で20個以上の金メダルを獲得したのは日本だけ。パリ五輪を翌年に控える中、アジアの強豪と熱戦を繰り広げていく。