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文田、リベンジの舞台へ 父親として目指す金メダル―世界レスリング

2023年09月23日08時19分

男子グレコローマンスタイル60キロ級準決勝でアルメニア選手と対戦する文田健一郎(左)=22日、ベオグラード(EPA時事)

男子グレコローマンスタイル60キロ級準決勝でアルメニア選手と対戦する文田健一郎(左)=22日、ベオグラード(EPA時事)

 決勝進出を決めパリ切符を獲得すると、文田は左胸の日の丸をたたいて喜びを表現した。「コンディションがすごくいいというわけではなかった。ただ出るからには(出場権を)取って帰らないと、という気持ちは強かった」。5月に左脚に負った肉離れのけがを乗り越え、結果を出した。

原点は6年前の敗戦 藤波、強さの背景は―世界レスリング

 運も味方にした。1回戦。連続得点を許し、1―7とリードされたかと思われた場面があった。しかし、ビデオ判定の結果、相手の得点が無効に。「このチャンスを絶対に無駄にしないと思った」。初戦を突破すると、2回戦以降は持ち前の堅実なレスリングで勝ち上がっていった。
 2021年東京五輪は銀メダル。決勝戦での敗戦を今も「ふと考える」ことがあり、悔しさが残ったまま。来年のパリで雪辱したい思いは強い。
 1月に誕生した長女の存在も大きなモチベーションになっている。「胸を張ってパリの試合会場に連れて行けることが、すごくうれしい」。来夏こそ、家族の前で最高の結果を出すつもりだ。(ベオグラード時事)

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