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福島原発作業員訴訟が和解 札幌高裁

2023年09月22日16時12分

 福島第1原発事故の収束作業に従事したことでがんを発症したとして、札幌市の元作業員の男性(65)が東京電力など3社に損害賠償を求めた訴訟は22日までに、札幌高裁(斎藤清文裁判長)で和解が成立した。和解は20日付。

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 原告側弁護団によると、和解条項には東電らが原告に収束作業に従事したことへの感謝と見舞いの意を表明することや、作業環境について安全確保に努めることなどが含まれる。賠償請求は放棄する。
 一審札幌地裁は2021年5月、収束作業と発がんの因果関係を否定し、原告の主張を退けていた。
 東電の話 今なお心配と負担をかけていることに深くおわびする。作業環境については引き続き法令を順守し安全確保に努める。

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