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亀田和毅「2位決定戦」へ フェザー級で先見据え―ボクシング

2023年09月22日15時23分

ポーズを取る亀田和毅(中央)。左は兄の興毅氏、右は父の史郎氏=15日、大阪市西成区

ポーズを取る亀田和毅(中央)。左は兄の興毅氏、右は父の史郎氏=15日、大阪市西成区

 国際ボクシング連盟(IBF)フェザー級5位で亀田3兄弟の三男、和毅(TMK)が10月7日に、東京・大田区総合体育館で同級2位決定12回戦に臨む。あまりなじみのない「2位決定戦」だが、陣営では先を見据え重要な試合と位置付けている。
 長男でプロモーターを務める興毅氏は、和毅が2位になれば「指名試合のチャンスが回ってくる」と語る。ランキング上位であれば、挑戦者になれる可能性は高まる。来年の世界挑戦を切望しており、他の統括団体の動向も探りながら、間口を広げておきたいとの思惑がある。
 相手は8位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)。和毅は「スピードがあるが、相手の足を止めて最後はKOしたい」と青写真を描き、「圧倒して勝たないと次はない」と意気込みを示す。
 スーパーバンタム級では、2021年末に世界ボクシング協会(WBA)の挑戦者決定戦に勝ったが、世界戦は実現できなかった。チャンスに恵まれず、もともと減量もきつかったことから、フェザー級に転向。3階級制覇を目指すとともに、将来的にはスーパーバンタム級2団体統一王者の井上尚弥(大橋)との対戦も希望している。
 今回の試合では、父史郎氏がサブのセコンドに就く予定。史郎氏は07年に日本ボクシングコミッション(JBC)からセコンドライセンスの無期限停止処分を受け、今年7月にトレーナーライセンスが交付された。和毅は父の国内では16年ぶりとなる現場復帰を「小さいときから見てくれているし、世界戦の経験も多い。いてもらえるのは心強い」と歓迎している。

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