鉄くず持ち出し事例を調査へ 放射性物質汚染の恐れも―環境省
2023年09月22日12時49分
環境省は22日、東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域内の解体工事現場で、下請け会社の作業員が鉄くずなどを無断で持ち出し、売却していた問題で、同様の事例が他にも起きていないか調査する方針を明らかにした。有識者会議での議論を経て、抜本的な再発防止策を今年度中に打ち出す。
鉄くずは放射性物質に汚染されている可能性があり、環境省は19日付で国直轄の除染・解体工事を担う元請け業者6社に再発防止を指示。同省職員による現場の見回りなどを強化する。