8月消費者物価、3.1%上昇 ガソリンと食料が押し上げ―総務省
2023年09月22日11時54分
総務省が22日発表した8月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.7と、前年同月比3.1%上昇した。上昇は24カ月連続で、伸び率は7月から横ばいだった。政府の負担軽減策で電気・ガス代は下がったものの、ガソリンや食料の上昇幅が大きく、3%以上の伸びが12カ月続き、家計を圧迫している。
生鮮食品を除く食料は9.2%上昇した。1975年10月に並ぶ高水準で、9%台は5カ月連続。原材料価格や輸送費の高騰を背景に、アイスクリームや炭酸飲料など夏に消費が増える商品が値上がりした。宿泊料は観光需要の回復に伴い18.1%伸びた。