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父とウイニングラン 藤波、隙なく頂点―世界レスリング

2023年09月22日07時22分

女子53キロ級決勝で攻める藤波朱理(左)=21日、ベオグラード(AFP時事)

女子53キロ級決勝で攻める藤波朱理(左)=21日、ベオグラード(AFP時事)

 ウイニングランは少し照れくさそうだった。女子53キロ級を制した19歳の藤波は、セコンドを務める父の俊一コーチと国旗を掲げてマットを一周。「優勝したら2人でしたいと思っていたので、それができてうれしい」

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 元世界女王のカラジンスカヤはかつて、五輪金メダリストの登坂絵莉や志土地真優を苦しめたこともある。そんな実力者に決勝で付け入る隙を与えなかった。無失点で10点差をつけて試合終了。「気持ちを切らさずに戦えた」と満足そうに振り返った。
 パリ五輪出場権が懸かった今大会は浮き足立つこともあった。優勝を決めた後、「あまり楽しむことはできず、プレッシャーを感じて足が動きづらかった。そういう経験は初めて」と明かした。
 五輪までは1年を切った。「もっともっと強くならないといけない。一回り強くなった藤波朱理を見てもらえるように進化したい」。中学時代から続く公式戦の連勝は127に。本人は意に介していないが、この数字を積み重ねた先に五輪の頂点も見えてくる。(ベオグラード時事)

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