勝利呼ぶ完璧３ラン　ソフトバンクの近藤「必ず２位に」―プロ野球

　序盤で勝負を決めた。ソフトバンクの４番近藤が２３号３ラン。一回に柳田の同点適時打に続いて一発を放ち、これが決勝打になった。「いい流れの中で思い切ってスイングができた結果」と振り返った。
　無死二、三塁で、３球目のスライダーを強く引っ張った。飛距離十分の当たりは、右翼ポールのぎりぎり内側を通過してスタンドイン。「完璧に捉えることができた。いい一発だったと思う」と胸を張った。
　日本ハムから移籍して１年目で、すでにチームに欠かせない存在となっている。８２打点はリーグトップ。本塁打は首位と２本差で、打率もリーグ３位につける。三冠王も視野に入るが、「タイトルは意識していない。勝ちにつながる一打、そこを意識している」と淡々と話す。
　クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出へ、激しい争いが続く。前のカードでは４位楽天に連敗し、０．５ゲーム差まで詰め寄られていた。悪い流れを食い止め、今度は２位ロッテと１ゲーム差に。「必ず２位になって、ペイペイドームでＣＳができるように」。力強く宣言した。