中日の木下、奮起の一発 ライバル台頭が刺激―プロ野球
2023年09月21日20時29分
中日の木下が奮起の先制2ランを放った。二回1死一塁、高めの直球を振り抜くと、高く上がった打球は風に乗ってバックスクリーン左へ。「一発で仕留められてよかった」と手応えを語った。
開幕から正捕手として出続けていたが、6月に右手を骨折。「最初は悔しさがあったが、すぐに切り替えられた」。バットやボールを握れなかった期間は2軍スタッフから技術面などの意見を仰ぐなど、できることを地道に取り組んだ。
離脱した2カ月の間に、シーズン途中に日本ハムから移籍してきた捕手、宇佐見が台頭。宇佐見は「中日の正捕手は木下さん」と言うが、木下は「(自分は)離脱前に特に数字を出してる感覚はなかった。また頑張らないといけない」を危機感を抱いた。ライバルの活躍が刺激になった。
パンチ力のある打撃と高いキャッチング技術が持ち味の8年目。チームが最下位に低迷する中、存在感をアピールしている。