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メンバー外でも重要な働き 相手分析などで貢献―ラグビーW杯日本代表

2023年09月21日15時39分

記者会見する(左から)堀越、ハラシリ、垣永=20日、モナコ

記者会見する(左から)堀越、ハラシリ、垣永=20日、モナコ

 【トゥールーズ(フランス)時事】ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会で、試合ごとに登録できる選手は23人。選に漏れた日本代表の残り10人はグラウンドに立てない悔しさをぐっと抑え、チームを支える貴重な役割を全うしている。

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 1次リーグD組初戦で日本がチリに勝った後、堀越、垣永(ともに東京SG)、ハラシリ(横浜)のFW第1列3人が首脳陣から表彰された。メンバー外でチームに貢献した選手をたたえる企画。練習での献身的な姿勢を評価され、垣永は「うれしかった」と笑顔を見せた。
 選手たちに出場メンバーが伝えられるのは試合の1週間前。外れた選手は試合に出る選手の練習相手を務めるため、対戦チームの特徴を頭にたたき込む。特にセットプレーでは細かい分析を基に、できるだけ相手の動きを再現していく。イングランドとの2戦目は敗れたものの、スクラムは安定。堀越は「しっかり相手のフロントローを研究してメンバーにプレッシャーをかけ続けられた」と胸を張った。故障者が出るなど、状況が変わればもちろん出番は回ってくる。垣永は「いつでも(出場)できるように戦術、戦略を頭に入れている」。
 ジョセフ・ヘッドコーチはW杯開幕直後、選手たちに「1人でも欠けたらこのチームは前に進めない。役割を遂行して勝っていこう」と呼び掛けたという。試合に出られない悔しさはあっても、「まずはチームファースト」と堀越。1次リーグ残り2戦はサモア、アルゼンチンとぶつかる。ハラシリは「みんなでいい準備をして勝ちにいく」と誓っている。

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