EU大使、中国の禁輸措置に苦言 青森知事表敬、ホタテを絶賛
2023年09月21日15時00分
欧州連合(EU)のジャンエリック・パケ駐日大使は21日、青森県の宮下宗一郎知事を表敬訪問し、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受けて中国が発動した日本産水産物の禁輸に「全く意味がない」と苦言を呈した。その上で「EUも日本の取り組みを支援し、禁輸の影響が出ないような道筋を探る手伝いができればと思っている」と語った。
青森県はホタテ貝の養殖生産が日本一で、中国による禁輸措置の影響を受けている。宮下氏は、陸奥湾産ホタテのバター焼きを振る舞い「コンプリートリー・セーフ・アンド・デリシャス(完全に安全でおいしい)」とPR。箸を使ってホタテをほおばったパケ氏は、日本語で「とてもおいしい」と絶賛した。