シーク教の用語解説・ニュース
2023年09月21日14時33分
シーク教 インドの宗教家ナーナクが16世紀初めごろ、ヒンズー教とイスラム教を融合させて創始した宗教。インド総人口の2%程度だが、インド北部パンジャブ州に信徒が集中。英国やカナダなどにも迫害を逃れた信徒が多く、英BBC放送によると世界でシーク教徒は約2500万人。
偶像崇拝やカースト制度を否定する。19世紀にはシーク王国が英国と戦火を交え、敗れて支配下に置かれた。1984年には、自治権を求めるシーク教の総本山制圧を狙ったインディラ・ガンジー首相(当時)が急進的なシーク教徒の護衛に暗殺される事件も起きた。85年には成田空港で爆発事件を起こし、日本人が巻き添えになっている。(時事)