久保、ほろ苦CL初戦 地元ファンは万雷拍手―欧州サッカー
2023年09月21日10時02分
久保のCLデビュー戦は悔やまれるドローに終わった。レアル・ソシエダードは昨季準優勝のインテル・ミラノを内容で圧倒しながら、終盤に失速。ラスト数分の失点で勝利を逃し、アルグアシル監督は「手にしたチャンスを決め切れず、高い代償を払うことになった」と悔しさをにじませた。
久保、CL初戦はドロー 冨安は快勝デビュー―サッカー欧州CL
開始4分、前線でボールを奪ったメンデスが先制弾。その後も高い位置からプレスをかけ続け、反撃の機会を与えなかった。チームが最高のスタートを切る中、相手に警戒態勢を敷かれた久保はなかなか攻撃に絡めなかったが、少ないボールタッチの機会に本領を発揮した。
前半41分、右サイドで2人のマークをかわして縦に突破。クロスを味方の頭にぴたりと合わせる。後半には鋭く曲がるCKで2度の決定機を演出。どれも味方が決め切れなかったものの、ピッチを去る際には総立ちの地元ファンから盛大な拍手が送られた。
自身の交代後に追い付かれるほろ苦いデビュー戦。それでも久保は随所に輝きを放ち、チームも強豪相手に互角以上に渡り合った。始まったばかりのCLで、また自信を深めたはずだ。(サンセバスチャン時事)