元特任助教が不正 撤回の論文など5本―北大
2023年09月20日21時06分
北海道大は20日、沢村正也教授らの研究チームが2017~20年に海外の科学誌に発表した触媒などに関する論文5本について、図表やデータの捏造(ねつぞう)などの不正行為が計836件確認されたと発表した。いずれも元特任助教ロナルド・ラゾ・レイス氏が主に執筆していたが、昨年5月に退職しており、処分は行わない方針。
沢村教授については、不正には関与していなかったものの、責任著者としてデータの検証などを行っていなかったと判断。今後、処分を検討するという。