駅弁で体調不良295人 保健所が調査―青森
2023年09月20日20時15分
東北新幹線の主要駅などで駅弁を販売する老舗の「吉田屋」(青森県八戸市)の弁当を食べた人が、嘔吐(おうと)や下痢などの体調不良を訴えていることが分かった。八戸市保健所は20日、体調不良の訴えが同日午前9時までに全国で295人に上ると発表。食中毒の疑いもあるとみて調べている。
同社によると、問題があったのは消費期限が16、17日のイクラやウニなどを使った11商品。17日以降、販売を中止している。
八戸市保健所によると、福島県内の保健所から17日に「吉田屋の弁当を食べて体調を崩している人が複数人いる」と連絡があり、食品衛生法に基づき立ち入り調査を実施した。20日時点で、体調不良者や吉田屋の弁当流通を確認したのは24都県に上るという。