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遺族ら、青葉被告に質問 被害者参加―京アニ公判

2023年09月20日12時36分

京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判。左が青葉真司被告=7日、京都地裁(イラスト・松元悠氏)

京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判。左が青葉真司被告=7日、京都地裁(イラスト・松元悠氏)

 京都アニメーション第1スタジオが放火され36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第8回公判が20日、京都地裁であり、引き続き被告人質問が行われた。被害者参加制度を活用し、遺族らが青葉被告に直接質問した。

「妻狙ったか」「犠牲者に家族」 遺族ら、青葉被告に直接問う―逆質問も・京アニ公判

 「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」などでキャラクターデザインを手掛けた寺脇(池田)晶子さん=当時(44)=の夫(50)は「事件を起こすまでに相談できる人はいたのか」「放火殺人の対象者に家族がいることは知っていたのか」などとただした。
 青葉被告は相談相手について「基本的にはおりません。起こったことは自分で片付ける方針でやってきた」と回答。犠牲者の家族については「そこまで考えなかった」と述べた。
 青葉被告はこれまでの被告人質問で、京アニ作品「けいおん!」「Free!」「ツルネ」の一場面に、自身の小説のアイデアが盗用されたと主張。京アニ大賞に落選したことは「裏切られた気持ち」とし、恋愛感情を抱いていた女性監督を恨み事件を決意したと説明した。事件の直前には「良心がどこかにあって正しいのか考えた」とも明かした。

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