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求めたKO、一歩及ばず 那須川、「進化」は実感―ボクシング

2023年09月18日23時12分

1回、グスマン(左)を攻める那須川天心=18日、東京・有明アリーナ

1回、グスマン(左)を攻める那須川天心=18日、東京・有明アリーナ

  • グスマンに判定勝ちし、歓声に応える那須川天心=18日、東京・有明アリーナ
  • 5回、グスマン(左)を攻める那須川天心=18日、東京・有明アリーナ

 キックボクシングからの転向2戦目が、セミファイナルという異例の扱い。ボクシング界で名を上げていくには明確な結果が必要と、那須川は分かっていた。

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 「ダウンは取れて、進化している姿は見せられたが、最後がうまくいかない」。求めたKO勝利には、もう一歩及ばなかった。
 見せ場はいきなり訪れた。1回。左カウンターで尻もちをつかせると、7回にもダウンを奪う。だが、仕留め切れなかった。勝負どころでの課題が明確になり、「強くなる機会が得られた」と前向きに受け止めた。
 4月のデビュー戦から5カ月。「前回は当てるイメージ。今回は殴りにいきたい」。元来のスピードに加え、ダメージを与える打撃を磨いてきた。力強く踏み込んで強打につなげるなど成果の一端は見て取れ、「思った動きができるようになった」と実感を込めた。
 会場では子どもや若い女性の声援が飛び、改めて注目度の高さを示した。ボクサーとしては発展途上にあり、「もっと自分を高めて強くなっていく。それだけ」。ボクシング人気拡大の期待を背負いながら突き進む。

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