維新・池下氏、公設秘書に市議2人 兼職届提出せず「失念した」
2023年09月18日14時35分
日本維新の会の池下卓衆院議員(48)=大阪10区=が、地元・大阪府高槻市の市議2人を公設秘書として雇っていたことが18日、分かった。公設秘書の兼職には衆院議長に兼職届を提出する必要があるが、池下氏は未提出だった。兼職期間はそれぞれ約1年半と約4カ月で、市議2人は秘書給与と議員報酬を二重で受け取っていた。
公設秘書に市議「道義的にあり得ず」 維新・池下氏に与野党批判
池下氏は取材に「届け出(の提出)を失念していた。申し訳ない」と釈明した。市議2人は議員や秘書として休みなく働いていたと強調し、「給与を事務所へ還流させたことはない」とも語った。
国会議員は政策秘書を含む公設秘書3人を国費で雇うことが可能だが、国会議員秘書給与法で秘書の兼職は原則禁止されている。兼職が必要な場合は議長への届け出が義務付けられている。