広島、波に乗る首位撃破　守備陣の奮闘も光る―Ｊリーグ

　広島が内容の伴う勝利で、首位神戸を撃破した。スキッベ監督は「１位のチームに対して互角以上に戦えたのは素晴らしい」。満足げな表情で選手をたたえた。
　球際で競り勝って主導権を握った。前半７分に志知が先制ゴール。右からのクロスを胸でトラップして左足でボレーシュートを決め、「首位相手に先制点は大事だったのでよかった」。３１分には加藤が頭で決め、一気に流れに乗った。
　ペースをつかめたのは、守備陣の奮闘も大きい。監督が「１対１の状況でほぼ勝てていた」と褒めたように、荒木を中心とした３バックが、大迫らに仕事をさせなかった。
　上位進出に向けて、大きな勝ち点３を積み上げた。直近５試合は４勝１分けの負けなしで、３試合連続無失点。ＧＫ大迫からは「いいイメージで試合ができている。『アレ』狙っちゃいますか」と威勢の良い言葉も出た。