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NY原油、90ドル台 最高値更新、10カ月ぶり

2023年09月15日09時05分

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク原油先物相場は、石油の需給逼迫(ひっぱく)への警戒感が再燃し、反発した。米国産標準油種WTIの終値は前日比1.64ドル高の1バレル=90.16ドルと、2022年11月初旬以来10カ月ぶりの高値を付け、今年の最高値を更新。上昇基調が続けばインフレ圧力が強まり、今後の米金融政策に影響を与える可能性もある。

ガソリン補助金、再延長検討 物価高・賃上げ対策で補正―政府

 米エネルギー情報局によると、8月のガソリン価格は前月比7%高の1ガロン=3.9ドルに上昇。エネルギー高を受け、8月の消費者物価指数(CPI)など米経済指標の伸びは市場予想を上回った。連邦準備制度理事会(FRB)は来週の金融政策会合での利上げを見送るとみられるが、エネルギー価格の高騰が続いた場合、「来年に期待される利下げのペースが緩やかになる」(市場関係者)との観測がくすぶる。

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