「盗作の結末伝えるため殺人計画」 事件1カ月前、青葉被告語る―京アニ公判
2023年09月13日19時58分
2019年7月、京都アニメーション第1スタジオが放火され36人が犠牲となった事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第5回公判が13日、京都地裁であった。弁護側による被告人質問が引き続き行われ、青葉被告は事件1カ月前にさいたま市の大宮駅前での無差別殺人を計画した理由について「小説をパクった(盗作した)ことが無差別殺人という結末になったと京アニに伝えられると考えた」と述べた。
京アニ作品見て小説執筆決意 青葉被告「足跡残せる」―放火殺人公判・京都地裁
青葉被告は17年3月に京アニ大賞に応募した小説が落選した際、「裏切られた気分になった」と語った。京アニ作品の一部シーンに小説のアイデアを盗用されたと主張し、「パクられても5万円の賞で作品が通ったなら不問にするつもりだった」「落選し(盗作が)確信っぽくなった」などと振り返った。インターネットに投稿した小説が読まれもしなかったことから「京アニには関わりたくない」として執筆をやめたという。