博多三大祭り「放生会」始まる 福岡市
2023年09月14日08時00分
博多三大祭りの一つで、生命を慈しみ、秋の実りに感謝する「放生会(ほうじょうや)」が福岡市東区の筥崎宮で12日に始まった。初日はコロナ禍の影響で中止となっていた、氏子がみこしを担ぎ町を練り歩く「御神幸(ごじんこう)」が4年ぶりに行われ、観客らは神聖な空気に包まれた。18日まで。
期間中は、1キロにわたる参道に名物の新しょうがやお化け屋敷など約500軒の露店が並び、およそ100万人が訪れる。3連休には、無病息災を祈願する折尾神楽や豊前神楽といった郷土芸能の上演も予定されている。
筥崎宮の神職の後藤学さんは「今年はコロナ5類移行後初の放生会。たくさんの人に来てもらい、町全体が盛り上がってほしい」と期待を込めた。【もぎたて便】