女性役員３割に貢献　オンボードの越直美・最高経営責任者

　「女性役員３割達成に向けて貢献したい」と語るのは女性役員候補者の仲介を行うオンボード（東京）の越直美最高経営責任者（ＣＥＯ、４８）。政府が２０３０年までに東証プライム市場上場企業の女性役員比率３０％以上の目標を掲げる中、社外取締役中心に人材ニーズは高まる。
　２期８年務めた大津市長時代、「女性が仕事と子育ての二者択一を迫られる状況を変えたい」と不足する保育所整備を進めた。だが、「保育園はゴールではなくスタートだった」と気付く。三浦法律事務所にパートナー弁護士として参画しながら２１年に起業。女性人材の仲介を通じ、「会社の中での働き方を変えたい」と走り続ける。