芸術創造劇場がグランドオープン　岡山市

　岡山市が約１０年間かけ、文化・芸術の拠点として整備してきた岡山芸術創造劇場「ハレノワ」がグランドオープンした。こけら落としには、日本初演作品のオペラ「メデア」を上演。１４４０人の観客が詰め掛けた。テープカットのセレモニーで大森雅夫市長は「ハレノワの成長を一緒になって育んでいただきたい」と呼び掛けた。
　「市民会館」や「市民文化ホール」よりも舞台が大きく、最新設備が整っているなど利便性が高いため、市は演劇などをより楽しみやすくなると期待する。メデアが上演された大劇場のほか、中劇場、小劇場、アートサロンや練習室も完備されている。
　３劇場とアートサロンは、今年度内の利用可能日のうち半分程度予定が埋まっているという。チケットの先行購入ができる「ハレノワ・メンバーズ」の登録会員数も順調に伸びており、２０２４年９月に１万人という目標に対して、既に８０００人を超える登録があった。【もぎたて便】