NY原油続伸、86ドル台 10カ月ぶり高値
2023年09月06日09時08分
【ニューヨーク時事】連休明け5日のニューヨーク原油先物相場は、サウジアラビアとロシアの供給削減延長で需給逼迫(ひっぱく)懸念が強まり、8営業日続伸した。米国産標準油種WTIの終値は前週末終値比1.14ドル高の1バレル=86.69ドルと、約10カ月ぶりの水準に上げ、今年の最高値を更新した。
サウジは5日、9月までとしていた日量100万バレルの自主減産を12月末まで3カ月延長すると発表。ロシアも日量30万バレルの原油輸出削減を年末まで延長する方針を表明した。予想を上回る長期の延長に需給引き締まり観測が拡大、原油相場は一時88ドル台に乗せた。